PERSON 人を知る

二川佳祐・中西信介さん
INTERVIEW

多様な人と、新たな自分に出会えるプラットフォームに

BeYond Labo 主催

二川佳祐・中西信介

BeYond Laboの紹介

「当たり前」を問い「当たり前」をBeyondできる時間・空間・コミュニティ。「学びで吉祥寺も医療も支援しよう」プロジェクトや「武蔵野オンラインしょうがっこう」を開催するなど、オンランとリアルの学びの場を提供し続けている。

interview 代表者インタビュー

Q1:本日は団体主催者である中西信介さん、二川佳祐さんにお話を伺います。お二人は他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

二川さん:僕は変な人だと思われていると思います。周囲に合わせるのがあまり得意じゃないし、自分がこうしたいって思うことをしたい。それは職場でも家族にもそうですね。例えば飲み会に行かないとか、仕事では夕方早く帰るとかでしょうか。変わり者って思われていると思います。

中西さん:僕自身は変わり者というか、つかみどころがないという印象を持たれていると思います。属するコミュニティによって、周りに合わせていくタイプだから、本当は何を考えているのかわからないと思われているかもしれません。

Q2:お二人が他者に与えたいイメージはありますか?

二川さん:与えたいイメージというのが実はないかもしれません。他人にどう思われるか、というのは僕にはコントロールできないというのもありますし、僕の人生の主人公は僕なので、どう生きるのかっていうことを自分が決めるという一点がぶれないことが重要かと思います。

中西さん:BeYond Laboが与えたいイメージという意味では、持たれている印象と僕らがもっと伝えていきたい実像とのギャップはあるかもしれません。BeYond Laboは当初、小学校の教員と保育園の職員の2人でスタートしたため、学校関係の人のコミュニティと思われがちです。また、最近では地域をテーマにやっていたので、吉祥寺エリアのための団体というイメージを持たれることもあります。しかし、時を経て、またコロナ禍で舵を切ったオンライン化の中で、地域とか業種とか、そういう特定の領域を超えて多様な人たちが出会う場所になりつつあります。こうした、「広い意味での越境」こそ僕たちが目指す方向性でもあり、与えたいイメージかもしれません。

二川佳祐・中西信介さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて自分にとっての愛は何ですか?

二川さん:愛って「無償の愛」とよくいいますが、僕にとっての愛とは使命に近いかもしれません。僕が役に立てることは何かとか、僕が人に貢献できることは何かっていうことが愛だと思います。別にそれは誰かに強制されてするわけでもないですし、自分がこうしたいっていうもので、誰かの役に立つところが愛なのかなって思いました。

中西さん:基本的にこのBeYond Laboはみんな自分のために学びに来ていますが、自分のためにやっていた先に、人のために繋がっていたりします。自分のために勉強とか学びとか色々なインプットをしていたんだけれども、結果的に行動に移したりした時に、自分のためだけの行動だけじゃなくて、他者を支えたり、地域を良くする行動に繋がっていたり。そのあたりの境界がいい意味で曖昧になって、「他人のため」や「地域のため」っていうのが全部「自分のため」の中に内包されていく感じというか。こうした自己を拡張していくことが愛なのかもしれません。

Q2:「誰かのため」というよりも、元々は「自分のため」を継続することが大事ということでしょうか?

中西さん:僕たちの活動だって、僕らがやりたいからやり始めただけなんですよ。この二人の溢れ出てくるエネルギーみたいなやつを、二人だけで閉じ込めておくのはもったいないから、色んな人たちと一緒にやっていこうっていうことで、ゲストを招いて学び始めました。結果的に参加してくれた人が「すごく良かったよ」って言ってくれたり、自分の生き方を改めて振り替える機会になったり。僕らもみんなが色々変わる姿を目の前で見ることで、また僕らのエネルギーになって、次やっていこうっていう形でどんどん循環しています。

二川さん:ゲストを誰にするかを選ぶ時も、基準はまず自分が会いたい人、自分が話を聞きたい人、自分が話したい人です。例えば企業の方から「おすすめの人がいるよ」と言われても、自分が会いたいと思わなければゲストとしてお呼びすることはありませんし、僕たち二人のどちらかがワクワクすることが大事。自分も相手もお互いにwin-winになった時に目に見える形になると思います。

Q3:わざわざ人には言わない「自分のこだわり」はありますか?

二川さん:継続することにはこだわっているかもしれないですね。一歩で終わらない。後にやめるという判断をすることもありますけど、続けた上でやめる。やってみないとわからないですし、続けてみないとわからない。続けた上でやめてもいい、という考えですね。

中西さん:BeYond Laboとして大事にしているグランドルールの中に「フラット」というのがあります。この「フラット」っていうのは二つ意味があって、一つ目はBeYond Laboはいつでも自由にフラッと来ることができて学べる場所であること。来たくないときは別に継続して来なくてもいいという意味でのフラット。二つ目は様々な立場や価値感を持った人が参加しているから、肩書で喋るのではなく、一人間同士という対等の立場で話そうっていう意味でのフラット。これは僕自身もこだわっているところでもあるし、この会の温かさに繋がっているのかなと思っています。SNSとかいろんなコミュニティのグループって、何か頑張らなきゃいけないという雰囲気があると思うんですけども、BeYond Laboにはそれがあまりありません。本当に関わりたい人が緩い形で関わったり、参加したい時だけ参加してくれればいいと思っています。別に来ないことが後ろめたいことではないから、だからこそ、来る人はみんなある意味前向きですし、前向きな集団として機能しています。また、久々に来たときに温かく迎え入れられたりするというのも、安心感にもつながっているのかなと思うので、この点は今後も変わらずこだわっていくところだと思いますね。

二川佳祐・中西信介さん

Action

Q1:お二人の行動力を支えるものは何ですか?

二川さん:まずは「好き」という気持ちでしょうか。あと、この話は色んな場面でするんですけど、若い時に学級崩壊を経験していまして。そこから何か自分が変わったように思います。もう2度と子供たちに保護者の方に同僚にあんな思いをさせたくないから、自分が学び続けないと子供の前に立っていられないようになってしまった。あとは誰かの役に立った経験とか、色んな掛け算があって、今のこの場所にたってるように思います。でも根本は「好き」とか「楽しい」とか、自分の中から湧いてくる思いですね。
実際、これまでも自分自身が楽しみながら月に1回のイベント運営やオンライン・オフラインでの交流を行ってきましたし、会いたいと思ったらアポイントをとって会いに行ったりもしました。「こうしたい!」と思ったら形にしてみる、ということをひたすらにやって来ました。現在もオンラインでの活動と地域の活動をどう融合させられるかを考えています。また、医療従事者の方々への支援になるような活動にも取り組んでいます。これらも全て僕自身が楽しみながらやっていることですね。

中西さん:僕は行動力の根源は人から影響されることが多くて、BeYond Laboに関しては、二川さんからもらっていますね。二川さんのように熱量を持って動いてくれる人がいて、僕の役割はいかに円滑に物事が動きやすくなるかを考えることだと思っているので、原動力とか行動力のある人のそばにいることが自分にとって行動を起こすきっかけになっていると思います。自分の身の回りの環境が自分を作ると思っていて、自分の内側からモチベーションがすごく湧いて、原動力があるというよりは、熱量の高い人のそばに身を置くようにしているという感じでしょうか。そういう人たちと一緒の世界にいれたりするのが楽しいと感じています。
その中で、「主催する僕たちがワクワクすること」という点だけは妥協せず企画してきました。Labo=実験場という名前に相応しく、場所やテーマに一貫性はありませんが、共通しているのは僕らがワクワクしてること、そして学びたいことです。それは現在注力しているオンライン活動でも同じです。

Q2:今後、どのような活動をしていきたいですか?

二川さん::BeYond Laboのメンバーが必要なことや「やりたい」と思ったことを形にしていきたいです。

中西さん:オンラインとリアルの融合がテーマだと思っています。これまで空間を超えて集まることができました。今度は、それを生かしつつ、吉祥寺でも活動の場を持っていきたいです。そして、これまで支えてくださったメンバーはもちろん、さらに多くの人を巻き込んでいきたいですね。テーマごとに関心が分かれているので、部活動的にグループが派生して、分散した組織でも良いのかなとも思っています。とにかく楽しく、安心して学べるプラットフォームになればいいと思います。

Q3:その活動を続けることでメッセージを伝えたい相手は誰ですか?また、相手にどのようにハッピーになってもらいたいですか?

二川さん:子どもに関わる大人に伝えたいです。ここの地域で一緒に子どもを育てる大人にも伝えたいです。それがひいては子ども達がハッピーに生きることに繋がると思っています。
大人たちには自分を好きになってもらいたい。自分の生き方を好きになってもらいたい。自分は自分でいいって思えたら、子ども達にもそういうことを言えるようになると思います。子ども達に「自分らしく」「自分を好きでいてほしい」と願うなら、そのためにはまず大人がそれを実感していく必要があると思います。

中西さん:まだ出会っていない、自分たちの少し周りにいる方々に伝わると嬉しいですね。BeYond Laboに参加している人たちが、学ぶことを楽しみ、実際に行動に移すことで、変化していく姿を沢山見てきました。「人はいつでも変われる」という可能性に気づいた時、人は新たな自分に出会うことが楽しくなるのかなと思います。そして、その影響を自分だけに留めず、周囲の友人や地域にまで広げていく。自分を人生の主役に取り戻し、舵取りしていく人がどんどん増えたら、社会はますます面白くなるのではないでしょうか。

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