PERSON 人を知る

福永ゆうき・福永大輔さん
INTERVIEW

夫婦と家族と仕事、歯車を合わせてより良い方へ

福永宝飾店 代表・製作課

福永ゆうき・福永大輔

福永宝飾店の紹介

『お店の中心はジュエリーではなく、人である』2012年より吉祥寺に夫婦で店を構え、結婚指輪・婚約指輪のオーダーメイドから普段使いのジュエリーまで取りそろえる。店内には工房も併設。

interview 代表者インタビュー

Q1:本日は代表の福永ゆうきさんだけでなく、ご主人の大輔さんもご一緒にお話をお伺いします。 福永さんは他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

ゆうきさん:考えたんですが、自分じゃよくわからなくて。基本的に接客は私、製作は主人と分担しているので、お客様からのイメージで考えてみたのですが…。

大輔さん:接客を見ている限りだと、知的なイメージじゃないでしょうか?ジュエリーについての説明は丁寧ですし、博識だと思います。

Q2:本来与えたいイメージや理想像はありますか?

ゆうきさん:胡散臭く思われたくない…というのが一番です。幅広い年齢層の方がいらっしゃいますので、高圧的にもならないよう気を付けています。接客業ですので、できるだけ話しやすいイメージを持っていただきたいです。
ジュエリーと一口に言ってもかなり金額差のある商品です。手頃なアクセサリーではないですが、とっつきやすく良いものを提供しているお店と思っていただけると嬉しいです。

Q3:そういったイメージを与えるにあたって、なぜ武蔵野市吉祥寺を選ばれたのでしょうか?

大輔さん:集客などの立地面を考えて、二人で決めました。元々、この辺りにはよく買い物に来ていたのですが、お店を出す側になるのも面白いかな、と思ったのもありますね。

ゆうきさん:一言でいうと「程よさ」でしょうか。生活の場でありながら外からも人が訪れる、その程よさに惹かれました。青山や目黒なんかも見たんですが、肌に合うなと思ったのは吉祥寺ですね。

Q4:理想のお店だけでなく、吉祥寺の街がお二人の肌に合っていた?

ゆうきさん:私たちがお店を始めたきっかけが、自分たちの人間や、人との繋がりで商売がしたいと思ったからなんです。ジュエリーのお店ってブランドイメージが大事で、それで売っているような業種だと思うんですが、私たちは作り上げられたイメージじゃなく、自分たちの人となりとかをオープンにした上で買ってもらえたらなと思っています。

Q5:お店のサイトにも『お店の中心はジュエリーではなく、人である』とありましたね。

大輔さん:極端な話、自分がジュエリーをやっていたから宝飾店を営んでいますが、ジュエリーじゃなくてもいいんです。例えば、たこ焼きを売ったとしても、自分たちのやっていることややりたいことの本質は変わりません。自分たちの理想やスタンスがお客様にも伝わると嬉しいです。

福永ゆうき・福永大輔さん

Love

Q1:福永さんにとっての愛とはなんですか?

ゆうきさん:すごく聞こえは悪いですが『お金』ですかね。このお店一つを夫婦でやっているので、お店がなくなると全てがなくなってしまうんですね。子どものため、家族の未来のため…そういった言い方もできますが、やっぱりお金がないと誰も幸せになれないので原動力はそこですね。

大輔さん:子どもが産まれてからは、責任的な面で気持ちがだいぶ変わりました。お金って言ってしまうと聞こえが悪いですが、仕事よりも家族に重きを置いていて、『家族を守る』というのが自分たちの一番の愛ですね。

Q2:わざわざ人には言わない、自分の「こだわり」はありますか?

ゆうきさん:作って売ってを全て自分たちでやっているので、こだわりはあえて全て言っています。言わなくてもいいことまでお客様に言うところに、私たちのお店の良さがあるのかなと思っています(笑)

大輔さん:夫婦で我々がやってる、自分たちのだけの馬力で営んでいることがこだわりと言いますか、お店の売りですね。2人でやっているので、お店が自分たちと一緒に変化していくのも魅力かなと思います。

Q3:現在「愛」が一番向いている関心事はなんですか?

ゆうきさん:月並みですが子どもですね。何もできなかった子たちが字を書けるようになったり、教えてないけど男女差があったり、得意なことや不得意なこと、手先の動き…成長や変化を傍で見るのがとても面白いです。ただ我が家の場合は、私がお店に責任を持つ方で、子育てのメインは主人なんです。

大輔さん:17時になると自分がお迎えに行って、子どもと夕飯の支度をしています。ただ、仕事が終わったから子どものことみたいなことではなくて、自分にとって仕事と家事は一直線なんですよね。仕事中にも子どものことを考えるし、家に帰ってからも仕事のこと考えて、それが全くストレスではない。ちょうどはまるべきところにお互いはまっているという感じです。

Q4:お子さんが産まれてから、ご自身やお店に変化はありましたか?

大輔さん:子どもが産まれる前は、かっこつけた理想や耳障りの良いコンセプトをとても大事にしていた気がします。お客さんを幸せにするためにやっているみたいな、そういうことを平気で言っていたと思います。子どもが産まれてからは、現実的にお店のことを考えるようになりましたね。今は、お店は自分たちが生きるためにやっていることで、もちろん直接的にそう表現するわけではないですけど、お客様を幸せにするためにやってますみたいな、とってつけたようなことは言えないですね。

ゆうきさん:家庭を犠牲にしてまで、仕事で無理をするようなことはしなくなりましたね。お客様には私たちの商品を通して幸せになってもらいたいですけど、逆にそれは当たり前のことで、私たちも幸せにならないと。
ただ、私自身は変わると思っていたのに変わらなかったこともありました。主人が思っていたよりも家庭のことに積極的で、なんなら主夫になりたいくらいという人だったんです。急に石の仕入れで出張が入っても、家を空けることに恐怖心が全くありません。一人で飲みにも行きます。信じられないって言われることもありますけど、子どもを理由に自身の行動を強く制限されたり、仕事に支障を出すようことはしたくないんです。

Q5:世間の一般的なスタイルではなく、お二人で家族や仕事の一番いい形をつくっていらっしゃるんですね。

ゆうきさん:ポイントポイントで話し合いながら、自然と今の生活スタイルができあがりました。子育てのこともお店のことも、二人で歯車をかみ合わせながら渾然一体と。
武蔵野市が子育てしやすかったことも大きいですね。子どもは2人とも0歳児で保育園に入ることができましたし。とても有難いです。

福永ゆうき・福永大輔さん

Action

Q1:お子さんの成長でお二人の生活スタイルも変わっていくと思いますが、こらからの展望をお聞かせください。

ゆうきさん:コロナウイルスの流行もあって、オンライン販売についても考え始めました。仕組みづくりができれば、家族の時間も増やすことができそうだなと思います。あとは移動販売をやってみようとか話し合っています。今はInstagramとかでお店や商品を知ってもらうことができるので、環境を変えても売ることはできると構想しています。

大輔さん:今は基本的に一人で製作していますが、チームで何かを成し遂げることに対する憧れもあるのが本音です。本当に人を育てたいなと思ったら、誰か雇ってお店を大きくしたいです。お店のために人を雇うのではなく、人を育てて貢献したいという気持ちでそうしたいですね。

Q2:ご夫婦でお店を営んでいるからこその良さはなんでしょうか?

大輔さん:瞬発力が全然違いますね。明日から営業時間を半分にしようとか、予約制にしようとか、思い立った時にすぐ動くことができます。

ゆうきさん:決定権が2人ともあって、2人で話して全てが完結することです。お客さんに製作する商品への責任以外は、自分たちに対する責任しかないので、どんどん挑戦することができます。常にその時々の最善に向けてすぐ行動できるので、いい意味で自由です。

Q3:お二人の活動はご家族のためというお話でしたが、これからどのようにハッピーになってもらいたい・なりたいですか?

大輔さん:自分は、幸せには相対的な幸せと絶対的な幸せがあると思っています。例えばお金なんかは相対的な幸せを得るのにすごく便利です。ただ子どもたちには絶対的な幸せを大事にしてほしいなと思うんです。天気がいい日にちょっと散歩したときの幸福感とか。誰かと比べてではない、自分だけの幸せを見つけてほしいですし、相対的な幸せの違いを知ってほしいです。自分にとっての幸せの価値観があれば、間違ったり惑わされない、軸のぶれない生き方ができると思います。

ゆうきさん:自分たちが楽しく仕事をしている姿を見せてあげられたらいいなと思います。私も母親がお店をやっていたので、子どものころは母親の働く姿を見て過ごしました。学校早く終わったときとか、学校で嫌なことがあってちょっとさぼっちゃったときとか、母は何も言わずにお店にいさせてもらって、救われた記憶があります。このお店が、家族にとって居心地のいいハッピーになれる場所であったらなと思います。

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