PERSON 人を知る

片岡弘道さん
INTERVIEW

想いに寄り添う、最善のパーソナルトレーニングを

株式会社エイチベース 代表取締役

片岡弘道 Kataoka Hitomichi

株式会社エイチベースの紹介

2017年10月に吉祥寺にパーソナルジムH-BASE1号店をオープン。「始めやすくて、やめやすい」をコンセプトに、身体に悩みのある方へ、安心・安全・効果的なトレーニングプログラムをマンツーマンで提供するパーソナルジムを展開。現在新宿エリアも含めて3店舗運営中。

interview インタビュー

Q1:他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

お客様からは、「やさしい」と言われることが多いです。
一方で、親しい友人や一緒に働いているスタッフからは「芯があって、頑固な一面もある」と思われているかもしれません。

Q2:その理由はなぜですか?

効果を出すためにトレーニングを長く続けて欲しい想いもあって、お客様ひとりひとりの気持ちに寄り添ってトレーニングを進めています。また、一緒に働くスタッフには、なるべく自分の想いを伝えるようにしています。店舗の内装をこうしよう、マシンや道具は次なにを買おうか、メニューや料金はどうしようかなど、お店のことをスタッフと共有するようにしています。仕事への想いがある分、ちゃんと伝えておきたいと思っているのですが、スタッフにもそのこだわりは伝わっていると思いますね。
もともとは三兄弟の末っ子で、一番上の兄とは年が7つ離れていたので、幼少期は可愛がられて育ってきました。個人事業主として独立して働き始めた時に、「自分で決めていく」責任感も生じて、だんだんと軸やこだわりを持つようになったのかもしれません。

Q3:自分が望む他者に与えたいイメージとはどのようなイメージでしょうか?

「この人の言っていることだから間違いない」と、自分の頑固な部分も「信頼」に変えていきたいです。いろんな選択肢がある中でも、この人の言うことなら、と思ってもらえたらうれしいですね。
パーソナルトレーニングでは、健康や身体のことなど、デリケートな部分や悩みを話してもらう必要があります。どんな体型になりたいのか、今どんなことが不安なのかなど、マイナスなこともオープンに話してもらえるからこそ、最適なメニューやトレーニングを提案できるので、よりよいサービスには欠かせない部分だと思っています。

Q4:他にも、他者からのイメージを考えて意識していることがあれば教えてください。

あまり自分を強く見られないようにもしています。
「ジム」と聞くと、「ストイックにやらなきゃ」と思う方もいるかもしれませんが、変に気合をいれてしまうより、親しみやすいイメージを持って、安心して通ってほしいと思っています。その方が、お客様でもスタッフとのコミュニケーションでも、本音が聞けると思っています。

片岡弘道さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて、自分にとっての愛とはなんですか?

「どれだけ相手のことを思って行動できるか」だと思います。私だったら、トレーニングを受けているお客様のこと、またスタッフに対してもどれだけ相手の気持ちを考えて、パワーをもって接することができるかが「愛」だと思っています。時には、相手のために叱ることもあると思います。私も叱るのが苦手な分、パワーを使いますが、それでもパワーをかけて行動したなら、それも愛だと思います。
仕事に対しては、「どれだけその仕事が好き」か、「信念を持って仕事をできているか」が「愛」だと思っていて、健康に興味関心があるか、「指導」が好きかは、この仕事を続ける上で大事なポイントです。さらに、お客様の身体に変化があり、お客様から感謝をしてもらえることで、こちらが愛を受け取っていると感じます。

Q2:わざわざいう必要がない、自分の「こだわり」はありますか?

すぐ返事をする、いわゆる「即レス」にこだわっています。すぐ返事をするという時間的な意味だけでなく、聞かれた時にすぐ応えられるように、自分自身の知識を高めて準備をしておくことが大事だと思っています。
食事などの指導もしているので、トレーニング時間以外にもいろんなタイミングで質問をいただきます。「鉄は熱いうちに打て」というように、お客様の想いを逃さないことでもあるんですよね。トレーニング経験のある方は実感があると思いますが、トレーニングを続ける上で、モチベーション維持は1番大事な要素です。そしてこの即レスを実行するためには、先ほどの「相手を思えるか」が根本に必要なのかなと思います。

Q3:自分の「こだわり」が現れているエピソードがあれば教えてください。

「これと決めたら、これしか買わない」こともあります。例えば白いTシャツひとつでも、これがいいと思ったらそれしか買わなかったり、洗濯機などの家電も長く使ったりもするので、愛着が沸く性格とも言えるかもしれません。
他にも、旅行先に行く、服や靴を買う時など仕事以外でも、事前に調べたり準備をすることは大切にしています。調べている時はしっかり悩みますが、その姿を見せずに振る舞えるかも、プロとして仕事をする上では大事にしています。

Q4:スタッフの教育に力を注いでいる理由は何ですか?

働いているスタッフに、その仕事を好きになって欲しいという想いがあります。私の仕事への想いを伝えることで、何か気づきもあるかもしれません。まず「仕事を好きになって欲しい」、そしてその気持ちが、より良いサービス提供にも繋がるはずです。未経験で採用することもありますが、仕事への愛や熱量があるかどうかは、一緒に働く上で大事にしているポイントです。

片岡弘道さん

Action

Q1:独立したきっかけはありましたか?

大学を卒業してから、警察学校に通っていましたが、現場に出る前に病気がみつかり、警察官の仕事を辞めることになりました。その後急いで転職をしましたが、全くの異業種でやりたかったこともできず、「好きな仕事をすることの大切さ」を強く感じました。その時にふと、学生時代スポーツクラブで働いていた楽しさを思い出し、病気をしたことで健康の大切さも実感していたので、フィットネスジムに就職しました。
そこで1人のトレーナーとして、大人数にトレーニング指導をしている中で、「本当に健康になっている方は、この施設の中にどのくらいいるんだろう」「本気で体を変えたいと思ったら、パーソナルトレーニングが必須なのではないか」と考えるようになり、独立しました。一人一人によりフィットしたトレーニングを提供し、お客様へのリターンを最速で提供したいと思ったんですよね。

Q2:今はどのような活動をされていますか?

新宿で1店舗、そして吉祥寺で2店舗の計3店舗でパーソナルトレーニングジムを運営しています。初めは個人でやっていましたが、お客様が来たいと思える場所を作ろうと店舗を構えることにしました。
ジムのコンセプトは、「はじめやすくて辞めやすい」です。パーソナルトレーニングを始める時って、「自分に合うかな」「続けられるかな」とか、そういう不安があると思います。なので、「いつでも辞めて良いです」ということを最初から伝えていますね。だいたい3ヶ月間をひとつのスパンにしていますが、ダイエットから始めた方が、次は水着の似合う体になりたいといったボディメイク目的が変わって行く場合も多いです。

Q3:今後、どのようなことをしていきたいですか?

まず、パーソナルトレーニングジムをもっと広めたいと思っています。 また、最近はジム以外にも、女性向けの「美容整体」のサービスも始めました。産後の骨盤矯正、癒されたい方のためのアロママッサージなどです。身体を変えたいけれど、運動は苦手という方にむけて、体をほぐすことなら気軽に始められると思いました。運動したいけど、自信がない方にもおすすめで、運動をするためのきっかけにもなるんじゃないかと思っています。オフラインを大切にしているからこそ、なるべくその方の地域に店舗を出したいと思っています。そして、一人でも多くの皆さんに私たちのことを知ってもらいたいです。

Q4:お客様のために、普段から心がけていらっしゃることはありますか?

整体やマッサージ、脱毛サロンなど、美容と健康に関わる情報は自分からキャッチしに行きます。私自身が気になるサービスがあれば自分で試しに行く、体験するようにして、お客様との会話からも、流行りのものだったりも情報収集していますね。
他にも、お客様に完璧を求めないことも大事だと思っています。「ささみとブロッコリーがオススメ!」と言われるより、「ちょっとカロリーは高めだけど、ご褒美に食べるならこのピザもオススメです」と言われた方が、続けられると思いませんか。食事については、お客様とよく話題になる部分だと思うので、スタッフには普段から「トレーナーたるものグルメであれ」と話します。

Q5:活動を続けることでメッセージを伝えたい相手にどのようにハッピーになってもらいたいですか?

「人生を変える」というよりは、「日常生活が少しでも変わる」という思いが強いです。その方の人生がいい方向に向かうきっかけになったらうれしいですね。コロナでオンラインのトレーニングサービスなども増えましたが、直接合うことでその方の体調も把握できると思い、対面のオフラインも大切にしてます。その時々の状況と想いに寄り添って、最善のサービスを提供していきたいです。まだお会いできていない方も日本全国たくさんいるので、そんな方のためになれるお店にしていきます。

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