PERSON 人を知る

本多夏帆さん
INTERVIEW

鉄人と呼ばれた自分の人生をかけて体現し続けていきたい

株式会社Office Breath 代表取締役

本多夏帆 Natsuho Honda

株式会社Office Breathの紹介

「人のちからを最大限に引き出す環境づくり」を合言葉に、経営・創業支援、採用・広報支援、就活塾など幅広く展開している株式会社Office Breath。現在、子育てをしながらもバリバリと働く代表の本多夏帆さんは、Breath行政書士事務所の代表行政書士も務めており、BreathグループとしてBreath社会保険労務士事務所とともに3つの連携体制を持って活動されています。
インタビュー後には赤ちゃんみまもりサービス付きのコワーキングオフィスBREATHを三鷹北口にオープン。仕事や勉強のスペース提供以外にも、子ども向けのイベントやマルシェ、セミナーの実施などをおこない、多くの方がご利用されているようです。

interview インタビュー

Q1:他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

鉄人とか超人みたいな感じの分類にされつつあります(笑)

Q2:その理由はなぜですか?

ずっと仕事が好きで、とにかく仕事をしまくってるっていうのがずっとあって。私はずっとライフワークバランスじゃなくてライフワークミックスっていう言葉を使っているんです。それは私の中ではいい意味で公私混同って思っていて、それぐらい仕事が大好きなんです。 去年出産してもうすぐ1歳になる子供がいるんですが、この1年間ほとんど休まなかったんですよ。 それぐらい自分の中では仕事に対する情熱みたいなものがずっとあったので、仕事から遠ざかることもできなくて。なので子供を連れてお客さんのところとか回って、ひたすらベビーカーで滑走してたんですよ(笑) なんかもう仕事をしてるのが当たり前みたいな感じですね(笑)

自営業になってからは今5年ぐらいなんですけど、大学時代から週7で塾講師のアルバイトをしてるみたいな感じでしたね。お金を稼ぎたいっていうよりかは、"困っている人を助けたい精神"みたいな のが強いです。塾でも困ってる子供や保護者に応えていってそれが成果に結びつくのが楽しいし嬉しいなって思っていました。 自分の納得できるようなことをやっていきたいっていう思いがずっとあって、今も結局困っている人を助けて課題を解決していく仕事ばかりやってますね。仕事が好きっていうのは人にフューチャーしているっていうところがあってなのかなと。

Q3:鉄人や超人というイメージは自分が望むイメージと近いですか?

そうですね、鉄人になりたいとかアベンジャーズに出たいみたいなところありますね(笑)やっぱり強さとか頼りがいのあるような印象がないと仕事が来ないっていうところもあると思うんです。だから、ものすごく弱みを出すとかメンタルやられてるとかっていうようなアピールはしないしそういうのは外には出さないです。

Q4:自分が望む他者に与えたいイメージとはどのようなイメージでしょうか?

柔軟性のある鉄人ですかね。鉄人であっても人間らしいみたいなところはもちろん大切だと思うし、そうじゃないとただ怖い人間になっちゃうので(笑)そことのバランスが一番難しいのかなとは思うんですが、5年間ぐらいかけてどことなくそういうイメージがお客さんとかには伝わるようになってきたかなと思います。

本多夏帆さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて、自分にとっての愛とはなんですか?また誰に届けたいですか?

愛は助けたい精神みたいなところですかね。届けたいのは家族だったりとか仕事なり友達なり、関係性を築いた身近な人たちですね。昔、国家公務員とか目指した時期があったんです。でも、もし将来全国転勤とかすごい出世っていう話になったら、自分の家族のためにはならない仕事かもしれないとか色々考えてしまって。じゃあそれは何を何のためにやってるんだろう?って思ったんです。もちろん社会問題とか目の前に見えない相手に向けてやっていかなきゃいけない仕事だとは思います。でも、もっと皆が本当に身近にいる人のために頑張って周りを幸せにしてあげられることをやっていればもっとなんとかなるだろうと...そういう発想に至ったんです。

Q2:自分のこだわりのなかで、わざわざいう必要がないと思っていることはありますか?

さっきの弱みを出さないみたいなところですかね。 気づく人は確かに気づくし、でも気づかない人は別に気づかないし前面に出すものでもないので。"柔軟性のなかの弱み"みたいな感じですね。自分は助ける側だから私が相手に助けてって言うのは苦手で、自分で何とかしなくちゃいけないっていう使命感を抱いちゃうんです(笑)

Q3:そのなかでまたはそれ以外で一番の関心ごとはなんですか?

今は育児をするようになったからこそ分かる母親たちの大変さとか、働きながら子供を育てるっていう事柄に関心がいってますね。

Q4:働きながら子育てするということに関心を持ったきっかけはなんですか?

自分自身もやっぱり仕事で子供を連れて歩きながら困ったこともいっぱいあったのがきっかけです。例えばエレベーターが全然ないだったりとか、世の中どうなってんだみたいなことを毎日実感しておかしいことだらけだなって思って。

Q5:なぜそのことに関心をもちましたか?

私はとにかく働きたいタイプなのでそうやって子供を連れてどこでもガシガシ行ってたんですけど、そうしたくてもそれが叶わない人もいるっていうところからです。働く女性に限らず女性全体が、いかにして今後の日本社会を生きていくのかみたいなところにも結構関心があります。

Q6:女性と社会とはあなたにとってどのようなものでしょうか?

育児中だとか妊娠中だとか病気中だとかそういった女性に対して、会社が条件を合わせて働ける場所を提供していかないとどうにもならないと思っているので、そこに繋げていきたいなっていうのが今はあります。

本多夏帆さん

Action

Q1:これまでに関心ごとに関連したエピソードはありますか?

今回、新たに女性を2人採用することにしたんです。
​2人とも子どもが居ていて、そのうち一人は妊婦だったり何かしらあるんですけど、それぞれに条件をこっちが合わせられれば​彼女たちも働けるんですよね。ほぼ在宅で月に2回ぐらい集まろうっていう条件にしてる方もいます。

Q2:現在、関心ごとに関連した行動はどういったものがありますか?

企業内保育所みたいな託児系の一時預かりとかああいうのは作ろうかなと現在は思ってますね。既に親が働いてる横で預かってもらえるっていうような会社もありますけど、そういうものを増やしていきたいです。あとはまずそれに対して皆の理解力を高めていくことが必要なのかなと思います。

Q3:今後、どのようなことをしていきたいと思っていますか?

社員だけとかの話じゃなくて地域全体で、そういった場を作るっていうことをやっていきたいなと思っています。
あとは育児とは脱線しますが、論文教室っていうのをやろうと思っていて。 うちは就活塾もやってたり、私自身が論文の添削の仕事をやっているんです。就活中の大学生にいきなり履歴書とか文章を書いてくださいねって言うと、大体​支離滅裂なもの​が出来上がるんですよ。 中高生のうちに自分の考えてることを正しく正確に伝えるっていうことを勉強しないと、論理的な思考力も表現力もつかないから、本当は学校教育のなかで授業してほしいと思っているんです。でもなかなかそういうわけにもいかないので、ならそろそろうちがやろうかなと。

Q4:その行動を続けることでメッセージを伝えたい相手はどのようにハッピーになってもらいたいですか?

育児の関心や論文教室に限らず、私がずっとやってるのは"こんな人もいるんだ"っていう風に感じてもらうことですね。 「こういう人いるんだ、じゃあ自分もこうしてみようかな」って前向きになってもらいたい。 自分の生き方ってなんかへんてこだなって言われる道を辿ってきたんですけど「こういう道でもいいんだ」って感じてもらうっていうことを私は人生をかけて体現し続けていきたいです。
それを見た誰かが自分がやろうとしてることだったり悩んでることに対してちょっと頑張ってみようかなとか前向きに捉えられるようになってほしいです。私の人生から、少しでも一歩踏み出すとかアクションを起こしたいと感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

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鈴木雅史さん

鈴木雅史 スフィーダ社会保険労務士事務所

世の中を正していく、それが自分の生き方そのもの