PERSON 人を知る

渡邉美里さん
INTERVIEW

『あしもと』の価値を知って、『あしもと』から一歩を踏み出す

合同会社あしもと 代表社員

渡邉美里 Misato Watanabe

合同会社あしもとの紹介

2019年に起業した武蔵野市の広告代理店。地域の御用聞きとして、地域の様々な場面でクリエイティブに関わり続けている。「ローカルなシーンで小さなクリエイティブを」を合言葉に、“デザインの便利屋さん”を目指す。

interview インタビュー

Q1:渡邉さんは他人からどのようなイメージをもたれていると思いますか?

『元気で活発で行動力がある』というイメージと、『何を考えているかよくわからない』というイメージがあると思います。

Q2:『何を考えているかよくわからない』というイメージはどこから?

常に頭の中で考え事をしていて、自分の中では繋がっているつもりが、他人からしたら「なんで今いきなりその発言?」となることが多々あります。全く喋らないかと思ったら、突拍子もないことを発言したり。
ただ、全部わかっているよりはわからない部分があるイメージを持たれたほうが面白いんじゃないかなと思います。発展性があるというか、もっと知りたい、根掘り葉掘りしたいと思わせる人間でありたいです。

Q3:与えたいイメージはありますか?

強くて自立した女性だと思われたいという思いもありつつ、自分が持ってる弱さみたいなのもさらけ出したいです。弱さを出すことは恥ずかしくもありますが、マイナス部分もひっくるめて私ですし、弱さを見せることで親しみやすさを感じてもらえることもあります。

Q4:名刺やサイトに「地域に根差したい」とありますが、地域にとってどんな存在になりたいですか?

例えば「Zoomの使い方を教えてほしい」とか、些細なお願い事も気軽に頼んでもらえる存在でありたいです。最近はデザインだけでなく、プレスリリースや、SNSを更新するときのキャッチコピーを考えたり、広報がらみの文章を書く仕事も増えてきました。スペシャリストではないしれませんが、地域の皆さんに頼ってもらえるように仕事の幅を広げています。

渡邉美里さん

Love

Q1:渡邉さんにとって愛とはなんですか?

『気がつけば既にそこにあるもの』です。形あるものというよりは気持ちとか捉え方の問題で、「あれって愛だったんだ」と後々気付くこともあります。

Q2:最近感じた愛はありますか?

お客さんとのやり取りですかね。出来上がったPOPやチラシもそうですが、お客さんとの関係性そのものが愛だなと思います。
起業時の肩書きは「デザイナー」がわかりやすいだろうなと思っていたのですが、最近はITに苦手意識を持つ方にweb会議ツールの導入をお勧めして操作方法をお伝えしたり、オンライン・オフライン同時配信のシンポジウムを手伝ってほしいとお声がけいただいたりして…。ITの専門家ではないのに、「あなたに頼みたい」と思ってもらえることが、恥ずかしいですが“愛”なんじゃないかと思います。

Q3:わざわざ人には言わないこだわりはありますか?

自分の言葉で相手に伝えることです。
「すごいね」とか「素晴らしいね」とかつい言っちゃうんですけど、なんで「すごい」「素晴らしい」と思ったのかを、対象を見て自分の言葉にするように意識しています。
メールでも、ちゃんとその人に宛てたものになるよう、ありきたりな言葉を使わないようにしています。
一人きりの会社ですし対応は大変ですが、細かいところだからこそ大事にしたいなと思いますね。

渡邉美里さん

Action

Q1:これからどんな活動をしていきたいですか?

定期的に自社イベントを行いたいです。先日、Zoomを使用してデザインと文章の推敲イベント「あなたのチラシや文章褒めまくります」を行いました。
デザイン・広報業務や文章指導などの幅広い経験があるので、『デザインの便利屋さん』だけでない色々な活動をしたいです。
大学時代の環境保全のサークルでの経験も活かしたいと思っていて、コロナが落ち着いたら川歩きとかしたいですね。その地域のナビゲーターを呼んで、参加した人が大地とか自然を意識できるようなイベントも行いたいです。

Q2:その活動を通してメッセージを伝えたい相手はいますか?

地域の皆さんです。それは社名の『あしもと』の由来でもあります。
『あしもと』は今自分の居る場所という意味で、今は武蔵野市や三鷹市を指しています。夢を追い求めたり、理想を高く設定するのも良いことだと思いますが、そのための一歩もやっぱり『あしもと』から踏み出すもの。自分の『あしもと』の価値を知ってもらいたいです。地域の事業者さんに胸を張ってもらうお手伝いができれば嬉しいです。また、ゆくゆくは自分の『あしもと』を広げていきたいと思っています。

Q3:活動を続けていくことでご自身を含めてどういった形になるのが最終目標ですか?

自分が今居る場所の価値を知ることで、ハッピーになってもらえたらすごくいいんじゃないかなと思います。
今、コロナウイルスの影響で自分の地域にいることが多くなりましたよね。でもそれは悪いこととは限らなくて、自分の『あしもと』を見直すいい機会だと思っています。
武蔵野・三鷹・吉祥寺界隈、私の身のまわりのことから、いろいろな場でのクリエイティブに関わり続けたいです。

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