PERSON 人を知る

牧野 大輔さん
INTERVIEW

日本の自然の恵、純日本食の素晴らしさを伝えていく。

福郎・有限会社エルデ  料理長・取締役

牧野 大輔 Daisuke Makino

福郎・有限会社エルデの紹介

人に愛され、街に愛される小料理屋"福郎"。
オーナーの作る季節を感じる日本料理が食べられ、行けばお腹も心も満たされます。
唎酒師オススメの各地の美味しい日本酒が楽しめるのも魅力です。
有限会社エルデは飲食店やコンサルティングを行う会社ですが、それだけではなく、今ある自然を未来に残すため、青梅の横沢入などで自然保護活動もしています。

interview 代表者インタビュー

Q1:周りの方からどのようなイメージを持たれていると感じますか?

いい意味で単純でマイペースな人というイメージですかね。
あと、仕事もプライベートも好きなことをしている人と思われていると思います。

Q2:その理由はなぜだと思いますか?

自分自身で敢えてシンプルに物事を考えて行動するようにしています。時に相手の思いを汲み取ってあげられず傷つけてしまうこともありますが、裏表なく相手に対しても飾らずに接する様にしています。
また、自身の「やりたいこと」「伝えたいこと」を行動に移しているので、周りの人からも、好きなことを続けているイメージを持たれているのだと思います。

Q3:そのイメージは自分が望むイメージと近いですか?

そうですね。シンプルで飾り気のない人と思ってもらいたいので、望むイメージに近いと思います。深く考えすぎて悩んでもそれで答えが出るわけではないので、物事を複雑に考えず、悩みすぎないようにしています。自分で感じた通りにシンプルに行動していて何か問題にぶつかった時の方が、解決策も問題点もわかりやすく率直に受け止められると思います。

Q4:物事をシンプルに考えるようになったきっかけはありますか?

大学時代、飲食店で働きつつ音楽活動をしていたのですが、今後の人生について悩んだ時期
がありました。どの道に進むか、好きなことをやり続けるのか、金銭面はどうするのか、何に重きを置くのか、自分の中で葛藤がありました。悩んだ末、シンプルに自分のやりたいことをやると決めて行動したら、お金は付加価値として後からついてきたんです。その経験から、シンプルにやろうという考え方に自信が持てるようになり、自分の直感を信じて、シンプルに考え行動するようにしています。

牧野 大輔さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて、牧野さんにとっての愛とはなんですか?

相手の立場になって考えたり、相手の幸せを考えることです。家族や友人、お客さんもそうですが、自分と関わりを持った全ての人に対しても思っています。盛り付けも味付けも、お客さんの立場に立って考えるようにしていますね。自分の周りの人の笑顔を見たいですし、幸せにしてあげたい気持ちが強いです。

Q2:わざわざ人には言わない自分の「こだわり」はありますか?

「当たり前になってしまっていることを再認識してもらう」ことを大切にしています。
日本食は日本人にとって当たり前のものですが、海外で日本食のお店の立ち上げをおこなううちに、その素晴らしさに改めて気付かされました。日本料理は四季と地場の食材なんです。日本には海外にはない四季があり、その時々で採れる旬の食材があり、それを使って作った料理があり、それに合うお酒があります。海外の日本料理屋では、それをより意識して食材を輸入し料理を提供するのですが、改めて日本という国の良さや、食材の豊富さに恵まれているんだなと感じました。海外の方からも高い評価を受けている食文化を、日本にいる方にも再認識してもらえたらいいなと考えています。

Q3:現在「愛」が一番向いている関心事はなんですか?

「自然環境」「安全な食」「子どもたちの未来」の3つです。
有限会社エルデでは、青梅の横沢入の環境保全活動もおこなっていて、トンボが卵を埋める池を作ったり、外来種を捕獲したりしています。
今後、自家農園も始めていく予定で、お店で料理を作るだけでなく、食材も美味しいものを栽培できたらと思っています。自然環境を守ることがいい食材を作ることに繋がり、いい食材を作ることが子どもたちの明るい安全な未来に繋がっていくと感じています。これはこれからも広げていきたいキーワードです。

Q4:その事に関心を持ったきっかけはなんですか?

父や叔父が自然環境に関わる仕事をしていて、興味をもったきっかけは周りの影響が大きいです。その後、海外で日本料理屋の立ち上げをしていた頃に、食の安全性について危機感を感じました。
東南アジアでは、都心部は栄えて自然環境はなくなり農地もなく、離れた場所で生産された鮮度も栄養価も落ちた食材が安価で売られているんです。貧富の差もあり、貧しい人は農薬を散布し大量生産された野菜や、ホルモン剤を打った鶏肉などの食材を主食にするしかない。そんな現状を目の当たりにしました。
また、ハワイのオーガニックを謳っている養鶏場に見学した時も、化学飼料などは使っていなかったのですが、広い農園に野放しにされていて病気が蔓延し、貧弱で元気がなかったんです。これがオーガニックなのかと、大きな衝撃を受けました。このままではいけないのではないか、もっと自分たちの食べ物に気を配らなくてはと、自発的に興味を持つようになりました。

牧野 大輔さん

Action

Q1:牧野さんの原動力はなんですか?

自分が好きなことや面白いと感じたことを「伝えたい」という気持ちが原動力になっています。
元々食べることが大好きで、大学時代には焼肉屋と割烹料理のお店でアルバイトをしていました。その頃から美味しいものを食べた時の感動に一番の贅沢を感じたんです。初めて「伝えたい」と思ったのはその頃ですね。
私にとってお店のコンセプトも味も盛り付けも、自分の作品だと思っています。伝えるためという目的があると、修行して技術を得ることも苦にはならないですし、もっと吸収したいと活力になりますね。
昔から食と同じくらい音楽も好きでDJなどもしているのですが、それはあくまでも手段で、付随するカルチャーを広めたいと思っています。「悩んだ時にアートに触れるといい」
とよく言いますが、食も音楽もアートもいいと感じたものを伝えたいと思っています。
全てのことに通じますが、カルチャーやアートへ触れる入口や共有する場を作りたいですね。

Q2:現在はどのような活動をされていますか?

お店を主体に動いていますが、別で自家農園もやっています。農家のみかんやりんごの木を所有し、収穫やお手伝いをしていて、新たに伊豆七島の三宅島の空き農地で明日葉やレモン、アーモンドなどを栽培し始めました。離島は人口が減り、空き農地が増えているそうなんです。ですが、同じ東京なので日本料理の基本である地場のものを自身で生産できたらと思います。お店で調理して出すだけでなく、販売してより日本の食材の美味しさを広めて行けたらいいなと思っています。

Q3:今後どんな活動をしていきたいですか?

長野の飯綱高原に土地があり、大自然を体感しながら、そこから食の素晴らしさを感じられるようなキャンプ場をやりたいと思っています。父が長野とゆかりがあり、私も長野の食材や日本酒が好きなので、東京では味わえない空間をつくりたいです。
お店を何店舗も広げたいとは考えていないので、「福郎」は街に、人に愛されるお店になれたら嬉しいです。東京でも四季をしっかり感じられ、安全で想いある食材をベースに美味しい日本料理を提供していこうと思っています。

Q4:活動を続けることでメッセージを伝えたい相手はいますか?また、その相手にどのようにハッピーになってもらいたいですか?

家族も友人も常連さんも一見さんも含めて、自分と関係を持った人全てに、幸せになってもらいたいです。美味しい食材や料理を味わってもらい、自然とともにある素晴らしさや、自然が生み出す恵のありがたさに気づいてもらうことで、その次の世代にも幸せが繋がっていけばと思っています。

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