PERSON 人を知る

野田真穂さん
INTERVIEW

空間から愛を届けて、その人の「生活を豊かにする」お手伝いを

STAYFUL LIFE STORE 店主

野田真穂 Maho Noda

STAYFUL LIFE STOREの紹介

「豊かな生活を提供したい」という思いから、雑貨屋の奥に撮影スタジオを併設、さらにテイクアウトのドリンクも提供する店舗。気持ちが整う瞬間に、そこにある空間ごと愛して欲しい、いつでも寄り道できる場所でありたい、そんな想いが込められている。

interview 代表者インタビュー

Q1:他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

お客様によく言っていただけるのは「丁寧さ」でしょうか。直接お話ししたり、電話やメールをした際に「丁寧に対応してくれてありがとう」といっていただけるのがとても嬉しいです。併設している撮影スタジオをご利用いただいた際に言っていただけることも多いので、小さいお店だからこそ、丁寧で密なコミュニケーションが取れているのかなと思います。

Q2:そう思ってもらえている理由はなんだと思いますか?

正直、私自身は接客が得意な方ではないと思っています。お店を始めるまでは、ずっとデザイナー一筋だったので、接客は全くの未経験でした。慣れていないからこそ、私ができることで精一杯対応させていただくことを意識しています。想いが伝わっているのだと考えると、本当に嬉しいですね。

Q3:『丁寧な人』というイメージは自分が望むイメージと近いですか?

一番は、「話しやすい人柄」でありたいですが、丁寧であることも大切にしていることの一つなので、望むイメージに近しいのかなと感じています。今後も親しみやすさが伝わっていけるよう、お客様とのコミュニケーションを楽しんでいきたいです。

野田真穂さん

Love

Q1:野田さんにとっての愛とはなんですか?

誰に対しても自分の想いを“伝える”ということです。メール一つでも、温かい文章になるように、そして自分の想いも伝えようと心がけています。取引したい業者さんに熱い想いをメールで伝えたら、それ以上の長文で応えてくださったことがありました。これは、お客様と関係性を築く上で大事にしていることでもあります。お店では商品に興味を持ってくださっていたら積極的にお声掛けするようにしていますが、それも誠心誠意想いを伝えようという想いがあってこそのことです。ジブリの森美術館が近く、コロナ禍以前はよく外国人のお客様も多くいらっしゃったので、たとえカタコトでもお伝えできることを探してコミュニケーションを取っていました。

Q2:わざわざ人には言わない、自分の「こだわり」はありますか?

「自分のデザインで人に対して何ができるか」を考え、実行していくのが一番のこだわりです。私の行動を振り返ると、誰かに何かをしてあげたいと思ったときに「デザイン」が関わってきました。会社でも、社員用にタンブラーを一人一人デザインして配ったり、社員のお誕生日にその人を絡めたデザインをしたものをプレゼントしたり。プライベートでも、自宅を建てたときの過程を一つの冊子にしてオープンハウスの際にゲストのみなさんに配布したり、表札も自分でデザインして作りました。デザインを通してあたたかい心を伝えていけるよう、自分のできることを続けていきたいです。

Q3:現在「愛」が一番向いている関心事はなんですか?

今はお店のことですかね。ゼロから自分で立ち上げたので、とにかく愛情が強いです。表向きは雑貨屋なので、一見デザインと関係ない仕事に思われがちですが、お店の商品をセレクトすることは「誰かに心を届ける行為」で、デザインすることと通じるところがあります。お会計の時には、想いのこもった商品をお客様に購入していただけることがものすごく嬉しくて、「ありがとうございます…!」と、毎回感謝が込み上げてきます。
最近は、お店でテイクアウト専用のコーヒーも始めました。STAYFULの商品で居心地の良い空間を作って欲しい、そしてその帰り道もドリンクで心地良いひとときを味わって欲しい、そんなコンセプトを込め『CHILL OUT』というひとつのブランドを立ち上げました。今後もたくさんの方に届けられるよう愛を注いでいきたいです。

Q4:お店の奥には、撮影スタジオも併設されています。どんなきっかけで始められたんでしょうか?

もともと、撮影スタジオは会社での撮影の場として作りました。それを今では地域貢献の役割も込めて、地元の方が気軽に利用できるように低価格で提供しています。吉祥寺は美容室や学生さんが多い地域ですが、作品撮影のたびにスタジオを借りると、どうしても費用がかさんでしまいます。ポートレート撮影やアパレル系のお仕事、商品の物撮りでご利用していただくことが多く、シンプルなつくりで使いやすいと好評で嬉しいです。

野田真穂さん

Action

Q1:『STAYFUL LIFE STORE』のコンセプトや、大事にされていることを教えてください。

『STAYFUL LIFE STORE』を運営している『株式会社ユニエル』は、ブランディングを主軸にしている会社で、企業ブランディングはじめ、それに付随する幅広いデザイン制作を行っています。自社で店舗を作りからブランディングまでを行う取り組みの一環として、このお店を立ち上げました。雑貨・スタジオ・コーヒーという異なる3業態を一つのスペースで行っていますが、どれも「生活を豊かにしたい」という一貫したコンセプトがあります。
私が商品をセレクトするときも、「日常で使えるツールであること」を大前提として、プロダクトにこだわりがある製品や、ギフトにも最適なパッケージデザインが秀逸な製品を念頭に選んでいます。想いを込めた一つ一つが集まることで、お店全体のブランディングにも繋がっていくと感じています。デザイン会社だからこそ、どの分野でも細かいところまでこだわりを持ったお店にしたいです。

Q2:3つの業態が併設するお店、実際に運営されていかがですか?

違うジャンルのものが併設していることで、スタジオを利用されたお客様が帰り際に商品を見て興味を持っていただいたり、コーヒーの待ち時間に雑貨を見てくださる方もいらっしゃいます。お店にいらしたお客様から突然、「名刺を作って欲しい」と依頼を受けたこともありました。こんな風に、思わぬお客様に私たちの商品を届けられることも、私たちのお店ならではです。
以前は全く異なる3業態の仕組みづくりをどう作り上げ運営していくべきか、日々の中で悩んでいました。お店を1人で運営しつつ、会社の他業務も行っていると、どうしてもどこかに比重が傾いてしまう。同時に、お店としてのスピードももちろん求められるので、どう対応していくべきか、考えることが多かったんだと思います。最近はようやく仕組み作りも軌道に乗って、スタッフも新たに入ってくれているので、今後のSTAYFULが楽しみで仕方ないです。

Q3:今後、どのようなことをしていきたいと思っていますか?

野望はいろいろあるのですが、今年は世界的にも難しい局面の渦中にいます。新しい道を探すことも視野に入れるべきなのかもしれません。小さいお店なのにいろんな業態をやっていて、本社ではクリエイティブを行っています。色々なことにも、新しいことにも挑戦できるおもしろい場所だと思っています。私たちのお店しかできないこと、私たちのお店だからこそできることを模索してみなさんに楽しんでいただけたらと考えています。

Q4:活動を続けることでメッセージを伝えたい相手はいますか。また、その相手にどのようにハッピーになってもらいたいですか?

地域のお客様の生活を、『STAYFUL LIFE STORE』を通して豊かにしたいです。『STAYFUL LIFE STORE』で良質なデザインに触れることで、心が弾む雑貨を見つけていただいたり、当店のドリンクを飲むことで日常のゆとりを持っていただいたり、自分の作品作りに役立てたり...。「デザインで生活は豊かになる」、私が感じているその気持ちを届けながら、その人なりの「生活を豊かにする」お手伝いができたら嬉しいです。

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