PERSON 人を知る

光山 英明さん
INTERVIEW

人から人へ繋いでいく輪

株式会社個人商店 代表取締役

光山 英明 HIDEAKI MITSUYAMA

  • 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺北町1丁目10−22(ホルモン酒場 焼酎家「わ」)

株式会社個人商店の紹介

吉祥寺でホルモンといえば「わ」、赤身肉といえば「肉山」と言っても過言ではないくらいの肉好きが集まるお店を経営されています。
明るく陽気でハキハキと喋る光山さん。彼の周りにはいつも人が集まり、パワースポットならぬパワーヒューマンのような方です。お料理の美味しさだけではない光山さんの旨味がたくさん詰まったお店は予約待ちしてでもいく価値ありです。

  • 吉祥寺

interview インタビュー

Q1:周囲からどのようなイメージを持たれていると思いますか?その理由はなぜですか?

面倒見がよく責任感が強いと思われていると思います。これは幼少期から変わらず、責任感は年を重ねるごと増していっています。
露骨な言い方かもしれませんが、相手に対して時間をかけて接しているからこそこのような印象を持たれていると思います。言葉だけ、上辺だけの関係で終わらせるのではなく、一つ一つの関係を大事にしているから信頼を得ることができ、面倒見がいいと思われるのはそういう小さなことから感じてくれているのかもしれません。仕事で関わっている方々にはもちろん、仲良くしている友人にも別け隔てない接し方をしているため、イメージは一貫していると思います。

Q2:そのイメージは自分が望むイメージと近いですか?

幼少期から野球をやっていて、キャプテンを務めていたので、昔からリードを取るのが好きでした。人からこうしてと言われるよりも、自分で考えて物事を進めていきたいのでリーダーは向いていると思います。そのため、責任感が強く、信頼される点においては自分が思う自分へのイメージと近いです。

Q3:自分が望む他者に与えたいイメージはどのようなイメージですか?

周りからの評価はあまり気にしていないので、持たれたいイメージは特にありません。それを全部受け止めるのは大変だし、その上全てが本当のこととは限らないので、他者からの評価に重点を置いていません。周りにどう言われていようと、客席が埋まっていればいいという考えです。テレビの取材などの世間への露出は減っていますが、それは数字が減っているということに繋がらないので、自分らしくいられればどのようなイメージを持たれても大丈夫です。

光山 英明さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて、自分にとっての愛は何ですか?

与えることだと思います。仕事とは関係のない友人からは、与えすぎではないかと言われます。仕事で言ったら、お金をそこまで取らないということも与えることだと思っています。例えば、飲食店では、料理とお酒を合わして持ってきてくれるペアリングのコースというものがあるのですが、お店の戦略なのか、前菜にはペアリングがなく、別でお酒を頼まなければならないお店もあります。料理が始まっても、先にお酒を出すから料理の前に飲み切ってしまい、その時に料理とまだペアリングできてないから、さらにお酒を頼んでしまい、追加料金が発生するというケースがあり、それを見て「愛がない」と感じてしまいます。ペアリングを楽しんでほしいという思いよりも儲けたいという気持ちが強そうに感じてしまい、同じ経営者としては高く値踏みされていると感じてしまいます。それよりも、お金よりもお客さんが楽しんでくれたかどうかが自分なりの愛だと思っています。

Q2:わざわざ人には言わない、自分の「こだわり」はありますか?

お店はオープンした以上いつかは閉店するから、延命作業をしてまで続けたいとは思っていないです。そこはこだわりです。お店が閉じるということは何かが合わなかったということなので、それなら一回お店を閉めて反省すればいいと思っています。考えた後にもう一回やりたいと思ったら、そこから気合を入れ直してやればいい。その潔さは自分のこだわりです。
他にも、お客さんは自分の姿が反映されている鏡だと思っているので、お客さんから学ぼうとする姿勢がお店に対してのこだわりだと思います。例えば、お客さんの態度が悪かったら自分を見つめ直す時間を作るようにしています。
もう一つ大事にしているのは、対応の速さです。飲食店なので、テンポよく仕事をこなしていかないと期待に応えられないことが多いです。この期待に応えないといけないというプレッシャーが原動力となります。

Q3:現在「愛」が1番向いている関心ごとはなんですか?そのきっかけはなんですか?

これから頑張る人を支援、応援し、きっかけを掴むための手助け、いわゆる「きっかけ屋」になることに関心が向いています。今までの経験上大きな決断をしたり、ルールを作って自分でそれを決行したりすることが多く、自分に向いていると思っています。
きっかけは、とあるタレントさんとの関係性が大きく関わっています。30年ほど前からその方と仲良くさせていただいていて、ものだけでなく多くの経験・体験の場を与えてもらいました。その分自分も誰かに与えたい、何かしてあげたいと考えるようになり、自分がしてもらったことを今度は誰かに返していきたいと思うようになりました。

光山 英明さん

Action

Q1:今までどのような活動をされてきましたか?

お客さんとの関わり方には、こだわってきました。2002年に脱サラしてホルモン焼きの「わ」というお店を始めたのですが、オープン前の工事期間中に掃除以外にできることがそんなになく、お店の前で日記を始めたんです。コンセプトや自身のプロフィールなんかを毎日書いて店頭に置いていました。だんだん読んでいってくれる人が増えて、質問を募集したり、リクエストを聞いたり、道行く人との交流をしていました。そこでやり取りした人がお客さんになり、のちのち働いたりと不思議な縁が生まれました。知らない人たちとだんだんコミュニケーションをとれるようになり、知り合いになっていく—そういった人との交わりが楽しくて、お店をやる上で大切にしてきました。

Q2:現在、どのような活動をされていますか?

お店の経営の他にも、先ほど説明したきっかけ作りを今一番行っています。きっかけ作りの方法はいろいろありますが、協力を相談されそれに対してOKを出している時点できっかけの一つだと思っています。最後まで干渉するより、一歩目を先導してあげてしっかりとしたスタンスを固めたらそこからは本人たちに任せるという流れを作っています。一緒に何かをできるだけで貴重な体験で、それ以上の価値を生み出せるように頑張ろうと思ってくれると嬉しいです。

Q3:今後、どのような活動をしていきたいですか?

直営店でお店を出すことばかりでなく、お店を手伝うという形で、様々な人と関係を作っていくことに集中しつつ、ゆっくりと活動していきたいと考えています。ギアチェンジのきっかけは、謙虚に身の程を心得るようになったからで、ちょっと足りないのではと思われるくらいで止めておきたいと考えています。最初の5年くらいはがむしゃらにお店を経営していたのですが、余裕が出てきたので今後はあまり力まずに、やりたいと感じたことをゆっくり活動していきたいです。

Q4:その活動は誰のために行っていますか?活動を続けることでどのようにハッピーになってもらいたいですか?

学生時代に行った居酒屋の和気藹々としたアットホームな雰囲気が好きで、自分もそのような雰囲気を醸し出す素敵な場所を作りたいと思い飲食店を始めました。なので、一歩でも自分のお店に足を踏み入れてくれた全ての方々にハッピーを分け与えたいです。
飲食店を経営している中でお客さんはずっと支えてくれる存在です。来てくれなくなった方々もいるけど、そこから学びもあり、自分もお店も成長もできます。足を運びたいと思う場所を提供することによってハッピーを返していきたいと思っています。

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