対話するリブランディングで、人生と今を楽しく
AnniBirthColor(アニバースカラー) 代表
藤田 昭江 Akie Fujita
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-21-9 B1F
- WEB:https://redou.jp/
AnniBirthColor(アニバースカラー)の紹介
「リブランディング・コンサルタント」として、起業3年目や、2代目社長のリブランディングをサポート。プライベートでは娘の子育てに向き合いながら、やりがいのある自分だけのビジネスの再構築を目指し、クライアントとの「対話」を大切にしている。
interview インタビュー
- Q1:他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?
しっかり者と思われることが多いです。つい相談したくなる、と言われることもありますね。小さい頃からずっと、カッコいい女子のイメージがあったんじゃないかと思います。
- Q2:その理由はなぜですか?
小学校高学年くらいから、部長や副部長になったり、高校時代は文化祭実行員長やリーダーをしてきました。自分自身、その場を仕切るのも好きですし、テキパキ喋る方なので、気づいたら周りから頼られるポジションにいました。後輩の女の子から「お友達になってください!」とラブレターをもらったこともありましたね。
- Q3:周りから見たら、ここはギャップじゃないかと思うはありますか?
実は「しっかりしていない」真逆な部分もあるので、そういう部分をもっと見せていってもいいのかもしれないと思っています。3人兄弟の末っ子だったり、ものすごく方向音痴だったり。第一印象が「しっかりしている」というイメージが強い分、そういう逆の部分が出るとすごくびっくりされますね(笑)。
- Q4:自分が望む他者に与えたいイメージとはどのようなイメージでしょうか?
肩肘はって頑張りすぎるのではなく、「女性らしくしなやかに生きる」、こういうイメージを他人にも持ってもらったほうが、自分も生きやすくなるかもしれないと思うようになりました。シングルマザーということもあって、「しっかり子どもを育てなきゃ」と見えないプレッシャーとも戦っていたのかもしれません。本当は「女性らしくいたい」気持ちも、小さい頃からありました。でも、周りが描く「私像」に寄せていく自分がずっといましたね。
そこで最近、自分に対しても「リブランディング」しました。普段はパンツスタイルでサバサバしているのに、今回はピンクベージュのロングプリーツスカートを衣装にしました。まさに今、実行し始めたタイミングです。
“Love”
- Q1:「愛を伝える」と聞いて、自分にとっての愛とはなんですか?
「思いやり」と、「相手に対する興味」だと思います。これをしたら、相手はどう思うだろうと考えたり、相手の未来を想像することが愛かもしれないですね。
仕事でもプライペートでも、どんなふうに相手に笑顔でいて欲しいか、失敗してもいいけれど、どうしたら乗り越えられるか、それを伝えていく作業だと感じることもあります。- Q2:わざわざいう必要がない、自分の「こだわり」はありますか?
「絶対」という言葉は使わず、決めつけないことです。私自身が押し付けられたくないからこそ、相手に何かを押し付けたく無いという思いもあって、会話ではなく「対話」をするようにしています。あとは、「先を読む」こともこだわりかもしれません。こうしたらこの人はどう思うかな、とか、相手の言うことを聞いて、相手の未来を考えることを大事にしています。逆に、私のこだわりを相手に求めすぎないように気をつけなくてはとも思いますね。
- Q3:現在「愛」が一番向いている関心ごとはなんですか?
仕事はもちろんですが、6歳になる娘の子育てに愛を注いでいます。娘とは対等な関係でありたいと考えているので、おむつを外すときも、卒乳を迎えるときも、娘自身に意思を確認して尊重してきました。娘のことを人に話すときの一人称が「彼女」ということも、驚かれることが多いですね。今では逆に、私が叱られたりしてるくらいです。
- Q4:「娘と常に対等な関係でいたい」と思った持ったきっかけはなんですか?
自分自身が母から受けた影響が大きいのかもしれません。母は、すごく芯の強い人でした。新卒の会社員時代、先輩から一方的にいじめにあったことがあったのですが、悩んだ末、母に「辞めたいかも」と伝えたんです。その時、「あなた、そんな人のために会社辞めて悔しくないの?」と言われて、なんて強い人なんだろうと思いましたね。普通、娘がそう言ってきたら「もうそんな会社辞めなさい」と言いませんか?その母の言葉を聞いて、もうちょっとだけ頑張ってみようと、そこから丸5年続けました。
病気で亡くなるまで、ずっと大きな愛を注いでくれた存在で、母のことを思い出すと一人の人間として強くなろう、そして娘にも愛情を注いでいこうと自然に思えます。
“Action”
- Q1:いままでどのような活動をされてきましたか?
元々は雑誌のスタイリストになるのが夢で、洋服の専門学校に通っていました。もっと相手の想いをダイレクトに聞けて、ニーズに合わせて提案する仕事がしたいと思うようになり、スタイリストではなく洋服の販売職に就きました。それからいくつかの職業を経てコンサルの仕事に辿り着いています。今思うと、自分のこだわりである、「対話」ができる仕事をしたかったのかもしれません。
コンサルの仕事でも、スタートアップの方をターゲットに『ブランディング・コンサルタント』としてスタートしました。そのうちに、「0→1」をするより、すでにビジネスをしている方々へ「本当にやりたいこと・やるべきことは何か?」を提案することがしたい、また自分は得意なのではないかと気がつきました。
事業承継を迎えるクライアントがいたのをきっかけに、「2代目社長」に焦点を当てたり、「起業3年目」といった切り口に変えました。そして「リ」をつけて、リブランディング・コンサルタントと肩書きを変え、活動を続けています。- Q2:今、どのようなことに取り組まれていますか?また、今後はどのようなことをしていきたいですか?
先日、Youtube100本ノックをやってみました。100本のYoutubeを上げ続けたら、その少し後から、市のセミナー講師やファシリテーター(進行役)のお仕事をいただけるようになりました。もしかしたら、色々なテーマで発信していた部分を見てくれていたのかもしれません。これまで「藤田さん」と苗字で呼んでいた方が、動画をきっかけに「あきねえ」と呼び始めてくださったことも嬉しかったです。動画だと、まるでその人と会っているような感覚になるということは知識としてはありましたが、自ら体感できた貴重な機会でした。いろんな業種の方との対談を発信したり、自分の想いを発信するブログをこれからも更新していきたいと思っています。
- Q3:その活動は誰のためにおこなっていますか?活動を通してメッセージを伝えたい相手はいますか?
私を必要としている人に出会いたいと思っています。「あきねえと喋っていると、次々と考えが出てくる」と言ってくれる人がいます。もちろん逆に、合わない人もいると思うんです。ブランディングは「らしさ」だと思うので、その人の個性を引き出せる人でありたいですね。
そして自分自身もアップデートしながら、メッセージを発信し続けることが大事だと思っています。コンサルというと、まだまだ男性の方が多い職種かもしれませんが、女性ならではの感性やセンスが生きる部分もあるので、私らしさも大切にしていきたいです。- Q4:活動を続けることでメッセージを伝えたい相手にどのようにハッピーになってもらいたいですか?
どんな仕事も楽しんでもらいたいです。「今が一番楽しい」が自分の人生のモットーで、去年より今年、今年より来年と思って生き続けています。年齢を重ねていけば経験値は上がって、出会う人も増えていくので、歳をとることはネガティブなことではありません。
そして仕事は、人生で最大で最良の趣味だと思います。仕事を思い切り楽しんでいられたら、人生は楽しいですよね。そうやって楽しんでいるところを、娘にも感じてもらいたいです。
今、コロナの影響もあって仕事観も変わってきています。発信し行動することで、いいことも悪いことも返ってきますが、それを楽しめる生き方をしていきたいです。