PERSON 人を知る

鎌田寛之さん
INTERVIEW

誰かの為を想える人の明日を守りたい

株式会社ビークリエイト 代表取締役

鎌田寛之 Hiroyuki Kamata

株式会社ビークリエイトの紹介

広告媒体を中心に、イベント企画や看板製作、デジタルサイネージ、スタッフ派遣など少人数ながら幅広い業務を展開されている株式会社ビークリエイト。今回のお話をお聞きしたことで、代表である鎌田さんの人柄によって仕事や人が集まってくるからこそ幅広い業務を任されているのだと納得ができました。

interview インタビュー

Q1:他者からどのようなイメージを持たれていると思いますか?

どうなんだろうね…都合がいい男とか?最後の砦的なイメージは持たれてると思います。

Q2:その理由はなぜですか?

この人に何か言ったらヒントとか答えとか何かしらのリアクションがあるから相談し甲斐があるっていう感じなのかな。

Q3:最後の砦というイメージは自分が望むイメージと近いですか?

まあ近いかな…自分の中でも意外とそうかもしれないです。

Q4:自分が望む他者に与えたいイメージとはどのようなイメージでしょうか?

この人って色々知ってるねっていう物知りのイメージを植えつけていきたいかな。 できればそれプラス良いアイディアを持ってるみたいに思ってもらえると最高ですね。 でもまだ実力を伴ってないので今は知識を入れるために情報を集めたり展示会に行ったりしてます。

鎌田寛之さん

Love

Q1:「愛を伝える」と聞いて、自分にとっての愛とはなんですか?また誰に届けたいですか?

「自分に関わりのある人が困らないように、困ってることがあるんだったら助けたい」っていう感じかな。
元々起業した理由は自分がサラリーマン時代に働いていた会社が倒産したことがきっかけなんです。 当時、会社は業者さんや取引先に対して「潰れたから支払えません」っていう無責任なことをして、自分としてはそれがすごく嫌だったんです。 稼ぐことって例え1万円でも楽なことではないから、会社のせいで迷惑かかった人たちを助けたかった。 だから、自分がパイプになれば今まで同様業者さん達に仕事を与えることができるなって思って、そういう気持ちで起業しました。 今でもその気持ちは変わらなくて、自分の会社ではできるだけ利益分散してみんなが安定して食べていけるようにしたいと思ってます。 だって会社の売上げが儲かっても社長や上層部だけが良い思いをする、みたいなのってかっこよくないじゃないですか。 伝わったらいいかなって思うのは「そういうようなことに共感してくれる人」かな。

Q2:自分のこだわりのなかで、わざわざいう必要がないと思っていることはありますか?

さっきの愛とかもだけど、基本的に「俺そういう風にやってるよ」っていうのは特に言う必要ないって思ってます。
よく言葉にしなきゃとか言うけど、いずれ気づいてくれるかなとも思うし言葉にすることで薄くなると思ってるので、自分は色んなことに関してあまり主張しないです。 例えば、「俺あいつと親友だぜ」とかよく言う人いるじゃないですか。個人的にあれが一番信用できなくて。 死ぬときにはじめてこいつが親友だったなって実感するだろうし、周りから見られた時に「こいつら仲いいんだろうな」って思われればそれで十分じゃないのかなって思うんだよね。 わざわざアピールしなくても、自分のことを知ってくれてる人に評価されてればそれで満足かなって。 変にアピールするよりもそういう人たちが口コミで紹介してくれるのが一番効果的だなって思うので、あまり自分で自分のことを人に主張したくないです。 やっぱり人から言われた方が説得力があるじゃないですか。

Q3:そのなかでまたはそれ以外で一番の関心ごとはなんですか?

さっきの愛と同じになるけど利益分散とか、自分が関わってる人たちが安定して食べれるようにしていきたいっていうのがそのまま関心ごとって感じだな…。

Q4:そのことに関心を持ったきっかけはなんですか?

そうだな…サラリーマン時代はもっとがつがつしてたから、独立してからかな。 やっぱり自分がいたところの倒産っていうのが大きかったんだと思います、本当に酷かったので。 いきなり「今日で解散です。今日中に出て行ってください」って問答無用だったんだよね。 その後は、業者さんたちが会社に「金はどうなるんですか」って押しかけたり、電話が鳴りっぱなしになる状況で。 そんななかで役員たちは事前に準備してるからすぐに逃げちゃうんですけど、今思えば明らかに計画的に資産を分け始めてたなって思います。 車のナンバーが変わっていったり、会社の登記が変わったり代表者が変わったりとか。倒産してからも相変わらずでかい家に住んでたり最新の高級車に乗ってたりまあいい生活を続けていて。 そういうの見てていい気分しないじゃないですか。ださいなーって思うんですよ。

Q5:なぜそのことに関心をもちましたか?

うーん、多分嫌いなのかもしれない…経営者とか経営陣っていうのが。 だから従業員目線に近くなっちゃうっていうか…。 もっと昔に勤めてた会社とかは上場してたような大きいところだけど、そこの社長の見栄の張り方が尋常じゃなくて。 家賃が数百万もするような都心のビルにオフィス構えてるけど、その分社員はすごいブラックで働かされてたり。 そういうのを直接経験してきたから、嫌だなって、ああはなりたくないなって思うようになりました。 20代の頃はそういうのに憧れてたときもあったけど、実際に経験すると反面教師というか、かっこいいもんじゃないし本質じゃないなって思うようになりました。

Q6:その関心ごとはあなたにとってどのようなものでしょうか?

結局は自己満足だと思います。自分はこうでありたいからこうするっていう。

鎌田寛之さん

Action

Q1:これまでに関心ごとに関連したエピソードはありますか?

独立してから新規営業をほとんどしていないって部分かな。 今のほとんどの取引先が、倒産した会社時代にお世話になっていたところなので「どうですか!売上げあげましょうよ!」みたいなノリで営業したことないんですよね(笑) 「倒産したので、これからは一人でやります。」って言ったときに受け入れてくれた人たちが多くて、その人たちには本当に助けられてると感じてます。 結局、会社っていうよりも人とのかかわりで、自分自身にお客さんがついてくれているんだなって思って。すごく感謝してます。 自分の中では与えられてる感覚が強いので、「俺の力でこんなに会社やってるんだぜ」とか「俺はスーパー営業マンだ」みたいな偉そうなことは絶対言えないです。 だからこの人たちに困ったことがあったら相談に乗ってあげたいし、リアクション返せるようにしてあげたいなって思うんですよね。

Q2:現在、関心ごとに関連した行動はどういったものがありますか?

今も過去とずっと繋がっている感じではありますね。 ただ、もう少し会社を大きくしたいなとは思ってます。まあそれは俺が寂しいからっていう欲望が強いですけどね(笑) 最大5人くらいの事務所にできたらと思いますね。 一緒にチームを組んで働きたいって思うのは、ある程度自立している人、お客さんに対して責任もって仕事できる人、やる気のある人かな。そういう人達にはお金を出してあげたいと思います。 あとは仕事の話をしてても面白いと思ったものには素直に興味を持てる人。 例えば、展示会に行ったときにその場で「あれ使えますよね」とか閃いてどんどん言ってくれると一緒に仕事してて楽しいじゃないですか。

Q3:今後、どのようなことをしていきたいと思っていますか?

コミュニケーションの輪を広げるというか、身内が、鎌田組が増えていけばいいかなって思います(笑) いつも周りにいる構ってくれる人とか業者さんとかはだいたい鎌田組だと勝手に思ってるんですけど、ちゃんと選別していて誰でもいいわけじゃないんです。 誰かを出し抜いて自分一人がうまくいけばいいやっていう利己的な人じゃなくて、誰かの為にっていう利他的な精神を持ってる人。 そういう人が自分に興味を持ってくれたらすごく嬉しいし、寄り添いたいって思うんです。だからそういう風な人たちともっと繋がっていけるといいなって思います。 限られたコミュニティーかもしれないけど、そういう人達と一緒に幸せを共有していけたら。 自分に共感してくれる人たちのことを守るためにも、これからも頑張って働いていきたいですね。

Q4:身内を大事にしたり増やしていくことによって、共感してくれる“鎌田組”の人たちにはどのようにハッピーになってもらいたいですか?

俺は、みんなが普通にご飯を食べて生きていけることがハッピーだなって思うんですよ。 いつ潰れたりするかわからない世の中で、明日突然ご飯が食べれなくなるかもしれないみたいな不安って誰しも絶対あると思うんです。 公務員とは違って必ず食べていけるっていう保証がないわけですから。だからそういう心配とかプレッシャーから解放してあげたいです。 土地とか資産があればまた違うのかもしれないけど、持ってない人間の方が圧倒的に多いし一人の力だと作りづらいじゃないですか。 だから会社を作った社長一人がその利益を取るのではなくて、コミュニティーで分け合って全員がそういう不安が無いようにしたいです。 前の会社の時とかがそうだったけど、世の中には自分の利益を確保したら社員のことは守らずにとんずらする人もいるから。そういう風にはなりたくないんです。 なにかあったときに助けたり守るのが、社長になった人たちに課せられた責任だと思っています。

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